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2006年8月12日 (土)

【Cafe con leche】

Cafe con leche (カフェ コン レチェ) ():カフェ・コン・レチェ ・・・・・ スペインのミルクコーヒー。て言うか、スペインのカフェラテ(の筈)。飲んでみて、これはエスプレッソ&ミルクだと思った=カフェラッテ(伊)と同じ?最近「食い物飲み物」ネタが多い♪

以前、ハイデルベルクという有名な観光地からわりと近いところに住んでいたので、ハイデルベルクにはしょっちゅう行っていた。ドイツでの暮らしにもすっかり慣れて、それが極めて自然に思えて来た頃、ハイデルベルクの目抜き通りのショーウインドウに、周囲から浮いている異物を発見した。はい。わたし自身の姿。自分が何者であるかをあらためて知った体験だった。日本人が海外に長く住むと、より日本人になって戻ってくるとよく言われるが、激しく同意。

さて、そのハイデルベルクは観光地であるため、日本人の団体さんを見かけることも多い。そう言うとき、なぜかそれを避けて通っていた。この辺の心理おわかりいただける方も多いのではないかと思うのだが・・・・・そんなわたしを嘲笑うかのように、「あの、日本人の方ですか?」と呼ばわる声がした。よっぽど「ちゃいますよ~、関西人ですよ~」と言おうかと思ったが、正直に「はい」と返した(海外の街で、いきなり通りすがりの日本人から「あの~、関西人の方ですかぁ~?」ときかれたら驚くと思う。もし本当にそうなったら、驚きはひた隠しに隠して、「見たらわかるやろ」と返したいと思う)。

その彼はスペインのマドリッドに住んでいるという。おみやげ屋を探しているというので、知っている店に連れて行ってあげて、ついでに通訳をしてあげたら、別れ際に名刺を出して、「もし、マドリッドに来ることがあったら寄ってください」と言ってくれた。「来ることがあったら」なんて簡単に言うけど、これは、結構簡単だ。所要時間と距離と費用を考えたら、きっとフランクフルトーマドリッドの方が、札幌―那覇の旅より簡単だと思う。まあしかし、そう言う機会を作るのはほとんど無理だろう、と思っていたら、半年ほどして5日間ほどの休みが出来て、いろんな話が絡み合ってマドリッドに行くことになったから驚きだ。

さて、そのハイデルベルクで袖触れあった彼(Uくん)に宿を手配してもらって、わたしはマドリッドに到着した。特に意気投合したという感じでもなかったのだが、海外でばったり出会うなんて言うのは、確率的に言うと可成りの難関だ。Uくんに一日付き合ってもらって、マドリッドの観光名所をつるりと舐めて、オープンレストランでパエジャを食べた。スペインではパエリアとは言わないのだ。「L」は「J」のような音価になる。しかし、生まれて初めてパエリアを食べたのがスペインだったというのはラッキーと言って良いのだろうか?あの時のと、同じものを食べようと思ったら、どこに行けばいいんだろう?まあ、Uくんが酒を飲まないのが少々不完全燃焼だったが、ハイデルベルクでおみやげ屋に付き合ってあげたのが、10倍ぐらいになって帰ってきたように思う。げに、「情けは人のためならず」だと思う。

さて、Uくんがガイドしてくれたのは1日だけで、あとは独りで行動した。何とか英語&旅行用会話ブックで用が足せたように思う。そう言うことにしておこう。で、そのマドリッドでの自由時間で、いちばん印象に残ったのが、Cafe con lecheだった。おそらくこれはエスプレッソ+ミルクだ。美味しい(捺印)!滞在中に何杯飲んだか数え切れない。まず始めから数える気がなかったのだから当然だが、数えていたら20杯ぐらい行ったのではないかと思う。

街中に、スタンド式のカフェがあちこちにあったが、そう言うところでは、このCafe con lecheには袋入りのシュガーを使っている。3cm x 5cmぐらいの大きさのものだ。それをべりっと勢いよく破いて、どばっとカップに入れ・・・・・そして、空袋を床に捨てるのだった。まあ、気取ったレストランなどではしないのかも知れないが、フツーの市民が行くという感じの所では決まってシュガーの袋を床に捨てていた。

理由はわからなかったが、これはまずゴミとしては扱いやすいゴミである。湿っていないし、扱いやすい。1回1回食器を下げるときに、ゴミまで付いてくるのが面倒だから、客に床に捨てるように「指導」しているのかも知れない。あとで一気にほうきでかき集め・・・・・?すると、流行っている店は床が汚いと言うことになる。薄暗い、奥行きの深いカフェの店内。床は板張りで、シュガーの袋が、雪の吹きだまりのように店のそこかしこに堆積している。謂われはともかく、床にゴミが沢山あるということは、「ウチは流行ってます!」ということをアピールする、好材料なのかも知れない。

わたしのスペイン、マドリッドの印象は、初めて食べたパエリアと、甘く香ばしいCafe con lecheと、カフェの床に敷き詰められたシュガーの紙袋だった。

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コメント

早速拝見しに参りました!ハイデルベルグにお住まいだったのですかー!素敵!観光で3度参りました!あの哲学の道、歩きました!
マドリッドにはやはり観光で2度。「パエジャ」美味ですよねー!

投稿: 原由利子(ユリバード@MUSE) | 2006年8月12日 (土) 00時57分

原由利子さん、

いらっしゃいませ!コメント有り難うございます。
そうですか、ハイデルベルクもマドリッドも行かれたことがあるんですね!
わたしは、ハイデルベルクに住んでいたわけではなくて、そこから20kmほど南へ行ったところに住んでいました。

スペインののパエジャ!エビもムール貝もでっかいのが下品なほどたくさん乗っかっていて・・・・・♪

投稿: 樅の木 | 2006年8月12日 (土) 08時47分

お腹がすいて来ました、、、、
おいしいパエリアってのを一度食べてみたいー。
ラテン系のノリって居心地良さそうだし、いつか
スペインとイタリアに食い倒れツアーに行きたい、w。

投稿: まり | 2006年8月12日 (土) 09時01分

まりさん、

いらっしゃ~い♪
スペインとイタリアに食い倒れツアー!行きたいですねえ。って、まりさん、今度ドイツに行くことあったら、トライしてみたらいいですよ。ヨーロッパに入ってしまったら、どこに行くのも距離的には日本の国内旅行と変わりませんしw

投稿: 樅の木 | 2006年8月12日 (土) 09時09分

また、タイトル変わってますね。
これ、どういう意味ですか???

投稿: バッカス | 2006年8月12日 (土) 12時06分

バッカスさん、

これはネット内某所で拾ったネタです。
わたしの出身の尼崎には尼崎センタープールというのがありまして、泳ぐための場所ではなく、競艇場なのですが、そこにタコの入っていないたこ焼き屋があるとのこと。「多幸焼き」というんだそうで、何も知らずに買って食べたらタコが入っていない。そこで、
客:「おばちゃん、タコ入ってへんやん!」
おば:「タイヤキに鯛入ってるか?にいちゃん」
客:「・・・・・」
おば:「なんやったら、鉄板焼きにテッパン入れたろか?」
という出来事が実際にあったという言い伝えがモトになっています。
つまらない話で恐縮ですm(_ _)m

投稿: 樅の木 | 2006年8月12日 (土) 17時41分

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