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2006年11月17日 (金)

【ペーパーチキン】

ペーパーチキン:Ein ganzes Hähnchen, gebacken im Papier eingewickelt (アイン ガンツェス ヘーンヒェン、ゲバッケン イム パピーァ アインゲヴィッケルト) () ・・・・・ この訳語はどうだか?だいいたい、ここでわたしが話題にするものがどのように作られているのか知らないのだから、訳しようがないのです

(--;)

昔、シンガポールに行ったときのこと。
シンガポールにも見所はいっぱいあるのだが、小さな国(というか街)なので、それだけでは飽きが来るということで、シンガポールの対岸のジョーホール・バルーにも行った。こちらはマレーシアだ。昔は、海を隔てていたそうだが、いまはコーズウェイという道が通っていて地続きになっている。
この時ジョーホール・バルーを訪れた目的は「食」であった。オイシイもの食べに行きましょうと誘われて、国境越えて行ったのである。

コーズウェイから入国して、その道をそのまんま真っ直ぐ行くと、繁華街に入る。繁華街をしばらく行くと左手にその店はあった。BAMBOO RESTAURANT と看板に書いてあった。どこにでもあるような、大衆的な食い物屋だ。店の間口は3間ぐらいで、シャッターを上げてフルオープンにして、通りまでテーブルがはみ出していたように記憶している。テーブルは、太さ5ミリぐらいの金属の棒(?)を加工して造って脚にした、あのどこにでもある折りたたみのテーブル。日本の大衆食堂にもよく使われていたあのタイプ。「どんでん」のCMでアホの坂田と阪神の岡田が向かい合っていたようなあのテーブルである。つまり、見るからにお手軽、安物、と言う感じの店だった。

しかし、ここで食べたペーパーチキンは絶品だった。
シンガポールはペーパーチキンで有名だが、それはひとくちサイズの鶏肉をクッキングペーパーに包んで揚げるというものだ。シンガポール風ペーパーチキンのレシピ

http://www.citywave.com/ajinomoto/2005/0223/recipe3/index.shtml

しかし、このBAMBOO RESTAURANT で出されたのは、一羽丸ごとの鶏であった。だから、タイトルのドイツ語訳も、Ein ganzes Hähnchen,~~~ となっているのだ。これが紙に包まれている。遠赤外線とかで焼いたのか、油で揚げたのか不明。揚げたのだろうと思ってはいるが、確認しなかった。10年後(?)にブログで書くとわかっていれば、写真付きで取っておいたのに。

鶏の体内には、木の実のようなものや香草od.薬草のようなものがいっぱい詰められている。どうやら、もともとは薬膳だったらしい。だから全体を食するのかも知れない。とにかく、これはギュロスとは真逆で、脂がどこにも失われないので、肉がジューシーの極致である。フォークを突き立てると、ナイフを使う前にほろりと肉が離れる。「ぽろり」でもなければ、「ぼろり」でもない。「ほろり」である。鶏一羽丸ごとというのは、ドイツで慣れっこになっていたので別段驚くようなこともなく(日本人の女の子などはカタチでダメな子もいるらしい)、大人5名で2羽プラス焼きそばなどのつけ合わせを平らげて、その近所の別の店でお茶を飲んで、シンガポールに帰った。ホントに、食べるだけで帰ってきた。彼の地の人たちは、こういうちょいの間の出入国を当然のように行っている。そう言う環境に生まれれば当たり前なのだろうが、島国育ちにはちょっとした「イベント」であった。

それにしても、あの店はまだやっているのだろうか?あるのなら、死ぬまでにもう一度行ってみたいものだ。

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ぶつやき」カテゴリの記事

コメント

ペーパーチキンという言葉、初めて聞きました。
見たこともないです。ジューシーでほろりですか。
そそられます~

ただの丸焼きなら、私もドイツにいたときは、
よく一羽ペロリと食べていました。ただの丸焼き
なのに、おいしいですよね。あぁっ、また食べたい!

投稿: あむ | 2006年11月18日 (土) 22時14分

ドイツの家なら、でっかいオーブンが、たいていはありますもんね。ウチも、ドイツにいたときのクリスマスには、郷に従って、丸焼きやってました。

投稿: takuya | 2006年11月19日 (日) 00時13分

あむさん♪

一羽丸ごと平らげておられましたか!うん、出来るでしょうね♪アレが、オーブンの前で回転しているのを見ると、ついつい買ってしまいました。骨をしゃぶって「鶏肋、鶏肋」とか仰っていたのでしょうか?(出典:三国志)

紙に包んで揚げると、肉の脂が逃げないことと、他の油が入ってこないことで、こってりの割に結構ヘルシーだと言いますよ♪

投稿: 樅の木 | 2006年11月19日 (日) 11時00分

takuyaさん♪

家で丸焼きやりましたか?それは大変ですね。自分でやったのですか?それとも奥方?

投稿: 樅の木 | 2006年11月19日 (日) 11時02分

樅の木さんの文才てホントに凄い、どの文読んでも自分の目の前に
それが浮かんできます、実際まったく縁のないお話しだったりしても。
ペーパーチキンって恥ずかしながら初めて聞きました、一回作ってみようかな、、、。
最近鳥も唐揚げしか食べなくなりつつありますが
樅の木さんの文章の美味しさに惹かれます、w。
サンゲタンみたいに色々入ってた丸のまんまのペーパーチキン、
これはもう現地ならではなんでしょうねー、
家じゃ作れそうにないです。お腹空いた。。。。。

投稿: まり | 2006年11月19日 (日) 12時06分

まりさん♪

まりさんは、肉あまり食べないんでしたっけ?
ペーパーチキンは、飽食の日本でもあまり訊かないですね。紙に包むと言えば奉書焼きぐらいですか、鱸だったかな?
サンゲタンって訊いたことある響きやけど、何やったかな?ググって見よ~。

投稿: 樅の木 | 2006年11月19日 (日) 16時31分

☆樅さま

おはようございます。亀レスです。鶏の丸焼き・・・あぁ、懐かしい。ペーパーチキンというお料理は知らなかったのですが、リンク先を拝見しました。ま~美味しそう♪ Haehnchen を串刺しにして、ぐるぐる回しながらあぶり焼きにしているお店がAltstadt にありました。ギュロスと同じノリです。脂も出てしまうので、このペーパーチキンとは食感が違うかもしれないのですが、あれを食べて「あぁ、鶏肉っておいしいんだな」と思いました。鶏って少し臭みがあるけど、香草とか香辛料をうまく使うと、とっても美味しくなるんですよね。

投稿: ありちゅん | 2006年11月21日 (火) 07時10分

ありつん様♪

脂の抜けないヤツも美味いんですよ♪
わたしの住んでいた街には、「Wienerwald」と言うドイツ版ケンチキのような店もありました。行かなかったけど。(ハイデルベルクの聖霊教会前の広場にマクドナルドがあるのは脱力ですが、Wienerwaldならば許せる・・・)

鶏肉の料理で、今までいちばん美味しかったのがこのペーパーチキンでしょうか。それからドイツのHaehnchenか日本の唐揚げかが、きっ抗しているというとこかな?

投稿: 樅の木 | 2006年11月21日 (火) 16時40分

ペーパーチキン、はじめて聞きました。うまそぉですね。一度食べてみたいにゃー。
今日茅場町のバルチックカレーで、から揚げをトッピングした辛口ビーフカレーを食べました。から揚げがめちゃウマ☆でしたよ。から揚げ大好き。

投稿: なすび | 2006年11月22日 (水) 18時42分

し、し、しまった・・・!キリ番ねらっていたのに・・・ずっと気をつけていたのですが、ここ数日油断しました。あーん また踏み損ねた~~~

投稿: ありちゅん | 2006年11月22日 (水) 21時13分

なすびさん♪

パーチキ、美味いですよ~。ただ、日本で出してくれるところ、まだ知りません。自分で作るのが手っ鶏早いです(^m^)

投稿: 樅の木 | 2006年11月22日 (水) 22時52分

ありちゅんさん♪

ん?何番狙ってたの?10000?だったらとっくに済んでるやんか~(^^) って、ぼくも10000の瞬間、気ぃ付きませんでした(爆)。1週間ぐらい前・・・・・の筈。

投稿: 樅の木 | 2006年11月22日 (水) 22時56分

★もみじの木さん

わぁ~っ クリックしたとたん、鮮やかな赤い色が目に入りました。きれいですね。私もテンプレートをオリジナルのクリスマス風にしたいと思っているのですが、やり方がイマイチわからない・・・

投稿: あり・ちゅんのすけ | 2006年11月24日 (金) 20時28分

ありちゅんさん♪

素材屋さんで拾ってきた写真です。
やり方、別ルートでアレをナニしておきましたぜ♪

投稿: 樅の木 | 2006年11月24日 (金) 22時01分

★樅ちゅんさん

アレをナニしてくださり、ありがとうございました。まぢヤバイです。感謝、感謝でございますわん♪

投稿: あり・ちゅんのすけ | 2006年11月25日 (土) 00時35分

ムハンマド・アリ・チュンコリーゼさん♪

どーいたしまして♪

投稿: 樅の木 | 2006年11月25日 (土) 00時41分

おいしそうな鶏料理ですね。ナマツバものです。ごっくん。
クリスマスも近いので、一羽丸ごとの鶏料理はさらにそそられます。骨や皮からしみ出た旨味を想像すると、たまりません。やはり、一羽丸ごとは美味しいでしょうね。

くっ、くいてー。

投稿: ううう | 2006年11月26日 (日) 14時43分

うううさん♪

ううう美味いですよ(笑)。
ううう家では毎年、丸焼きなどなさるのですか?なさるのなら、紙で包んでダッチオーブンとかやってみては如何でしょう?

投稿: 樅の木 | 2006年11月26日 (日) 19時40分

こんばんは!ありちゅんさんちから遊びにやってきました。
ペーパーチキンは知らなかったけど、チキンの丸焼きは作りますよ~。年に一回のクリスマス・イヴの定番。そんなに大きなオーブンでなくても、我が家は普通のオーブン・レンジで。2㌔以上の鶏だとちょっといっぱいいっぱいになっちゃうから、1,5㌔~1,8㌔位だと上手に焼けますよ。コツはまず塩・胡椒・香辛料などを愛情こめてやさしく摺りこんであげて(これが大事!)お腹の中には玉葱とか人参とかセロリとか香草や野菜をたっぷりつめて、麻糸で形づくり(縛るとも・・^^)天板の上にも野菜を敷き詰めその上に載せます。そして皮には油を塗ってオーブン高温で40分~50分。10分おき位に天板に溜まる油を皮にかけてあげると、皮がパリッと中がジューシーに仕上がります。最初の下ごしらえだけ丁寧にしたらあとはただ焼くだけなので、アツアツ・ジューシー・ほろりを食べたい人は挑戦してみてくださいね。

投稿: ろこちゃん | 2006年11月28日 (火) 22時17分

ろこちゃんさん♪

いらっしゃいませ。むさ苦しいブログにようこそお出で下さいました(笑)。
お料理お好きなようですね♪うちのオーブンはどうでしょうねえ、マジで小さいからなぁ・・・・・女房に聞いてみないと(^^;)
いま試してみたいと思っているのは、牛乳で生地を溶いたお好み焼きです(^^)v

投稿: 樅の木 | 2006年11月28日 (火) 22時40分

今日パッチワーク展を見に大阪に行ってきました。帰り道大阪鶴橋の風●のお好み焼きの店があり食べてきました。私は牡蠣豚玉を友人は牛すじねぎ玉を頼みましたが、そのお好み焼きは生地はほんの少しで焼き上げていました。いつも自分で作るお好み焼きは生地が多すぎるのかも・・・。

投稿: ろこちゃん@料理の腕は? | 2006年11月29日 (水) 22時08分

ろこちゃんさん♪

我が家で役お好み焼きも、かなり厚めです。まあ、これは「お好み」焼きですから、どう焼いても間違いではないと思ってます。
鶴橋と言えば、韓国系の店とか多いので、韓国料理の影響も可成り入っているかも知れませんね。チヂミとか、なかなかいけるし♪

ウチでは、分厚く焼いて、B面はタマゴでフタをして、お皿に移して、ナイフ&フォークで食べます。ホンマは、テッパンの上でコテ使ってはふはふしたいんですけどね、家庭でフライパン焼きだと、お皿だし。そうなると、このナイフ&フォークが威力を発揮するのです♪♪

投稿: 樅の木 | 2006年11月30日 (木) 00時00分

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