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2007年1月 2日 (火)

【Schlaraffenland】

Schlaraffenland (シュララッフェンラント)():怠け者の楽園 ・・・・・ ちゃんと辞書に載っている言葉。ファラースレーベンがこの題で詩を書いており、それにシューマンが作曲している。また、ブリューゲルには同名の絵画がある。

Brueghel_schlaraffenland_1

ある方のブログで、表題の言葉が使われていました。「怠け者の楽園」っ!

実は、大学時代に哲学科の美学美術史専修コースに居たので(居ただけ)、このブリューゲルの絵は見たことがありました。日がな一日こんなことばかりやっている国は多分ないと思いますが、時々なら、このような状態は各地で観られますね。ナイフの刺さったブタが走っているところなんか、動物愛護の精神に反することは明らかですが、正直、笑ってしまいました。

ファラースレーベンの詩にシューマンが曲をつけたもの (op.79 Nr.5) の音源が手元にあります。諧謔調の旋律がつけられています。わたしの持っているCDはアンネ・ゾフィー・フォン・オッターが歌っています。伴奏はベンクト・フォルシュベリ。
ファラースレーベンの詩によると、その怠け者の楽園では、小川にはミルクと蜂蜜が流れ、岩間からはこんこんとワインが湧き出てきて、果物はもちろんケーキやバターパン
(Butterwecke) が枝もたわわに実っていて、どの道も場所も砂糖のトルテ (Zuckertorte) やボンボンやマジパンで造られていて、橋はブレーツェルで出来ているそうです。この内容からすると、「ドイツの怠け者」の楽園らしいです (^m^)
わたし的には、ビールの泉、葉っぱがすべてポテトチップスの樹が茂る森、揚げ出し豆腐の温泉に、たこ焼きのなる樹(樹液はおたふくソースで花粉が粉かつおで葉っぱをもみもみしたら青のりになる=「たこや木」と言ふ)なども欲しいですな。

そして、ファラースレーベンの詩は、誰もがそこを目指して行ったのだけれど、街の門の前にはスモモのムース(Pflaumenmus) が山になっていて誰もそれを越えていくことは出来なかったと結ばれてあります。「そんな国はないのだよ」と言いたいのでしょうか?

でも、本当にそんな国があって、門の前にスモモのムースがてんこ盛りになっていたのならば、きっとそこを訪れた怠け者達によって、ムースは食い尽くされて門が現れたかも知れません。怠け者というのは、こと怠けることに関しては勤勉ですから(爆)。それに、「楽をしたい」という欲求が文明を進歩させてきたとも言えますね♪

あなたの「怠け者の楽園」には何がありますか?(^m^)

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ぶつやき」カテゴリの記事

コメント

あけましておめでとうございます、樅さま、皆様!

ああっ、と思わせられた、あの深紅の空の写真、コメントしそびれしていたまま、日々が過ぎ(大袈裟)、今日また「あー樅さまのおうちにご来光を拝みに参ろうかね」とおもったたら、しんみりとした雪景色に!

これも、これも例の画家のやつですかい?いいですねーなんだかドイツの冬て感じがするような感じがします。

そうだわそうだ、この表題の言葉、ありちゅん姉の母校の大学でドイツ語で聖書を読む会っていうのに一時通っていたことがあり(ありちゅんさんも知っている先生)その彼に教えてもらった言葉でした。聖書に関係あるんじゃないですか?コンテクスト忘れちゃったんだけれど、聖書を一行一行読んで話し合うような会だった(一回の講義で二三行しか進まない)ので、先生が黒板に大きく綴りを書いてくださり、一同「ををっ!なんだこの言葉は!」って思ったものです。

今年もよろしくお願い致します。
博識、文章が巧みで面白い、さらに美声、さらにふさふさ(?)さらにいつでも沈着冷静で対応が素敵(イミフ)な樅さまとお知り合いになれたこと、大変光栄に存知あげたてまつりまする。

そ、そして、別のBeitragにも書かれているとおり…四日から出勤なんですが…どうせ、ドイツからの仕事がてんこもりなのはわかりきっているので、もうユウウツ。

投稿: spatz | 2007年1月 3日 (水) 00時26分

spatzさん♪

年賀状代わりのテンプレートは、新年2本目の日記で消滅すると決めていたのでした。

で、今回のテンプレートの画はWalter Moras と言う画家の作品「Winter im Dorf」です。そして、BGMなど入れてみたんですが気付きました?うるさかったらOFFボタンで切ること出来ますんで♪

Schlaraffenland、わたしは聖書で見かけたことはないですが、紀元前5世紀ごろには、ギリシャにそんな概念(?)もあったらしいとWikiに書いてありましたから、もしかしたら聖書のどこかにあるのかな?

昨年は、spatzさんともブログでお近づきになれまして良かったです。で、まさかMixiでもかぶっているとは思いませんでしたね♪今年もノリの良いイミフなコメントを楽しみにしてます♪

投稿: 樅の木 | 2007年1月 3日 (水) 01時16分

すてきなテンプレですね!ドイツの友人宅あたりにそっくりな風景なので、一瞬写真かと思いました。ドイツらし~い。

URLを送っていただいたので、ひさしぶりに何度もまじまじとこの絵を見ております。私は怠けることなら大得意です。こういう絵を残してくれるヨーロッパ、やっぱり好きです~
美学を専攻されていたんですか。すごいー。一度だけヘーゲルの美学講義(最初のほうだけ)を読んでみたことがあり、とてもおもしろいと思いましたが、直後すべて忘れておりました(笑)。

投稿: あむ | 2007年1月 3日 (水) 10時56分

樅の木さま新年おめでとうございます。今年もブログに遊びに伺うこと楽しみにしておりますのでよろしくお願いいたします。
どうやら元旦限定のテンプレートがお目見えしていたようですね。私は帰省中でネットを覗くことができず(ノートパソコン持っていったのですが)キッチンお仕事が忙しくてついに見ることができませんでした~(;_;)残念です~。そうそう帰省先で年明け0時に花火があがっていました。冬の真夜中の花火綺麗でした~!いつもは近くのお寺の除夜の鐘が聞こえてくるのにちょっとの間かき消されていました。日本古来の風習も欧米式のカウントダウンに替わっていくのでしょうか・・(感傷的・・)
「たこや木」美味しそうですネ。でも食べ過ぎてしまいそうです~。

投稿: ろこちゃん | 2007年1月 3日 (水) 12時29分

あむさん♪

ちょっと写実的な画ですね。よく知らない画家なんですが、Walterさんってことだし、ドイツの風景じゃないかな?と・・・・・

怠け者の楽園、わたしもあむさんのブログで「ブリューゲルが・・・」と聞かなければ、シューマンのリートと結びつかなかったと思います^^ こんな画を描いて、ブリューゲルはバッシング受けなかったんでしょうか?

美学専攻と言っても、音楽美学やりますと、専門の先生もいないのに宣言してしまって、わたしはゼミでは常にアウトサイダーでした。ハンスリックの音楽美論てのがありますが、いろいろ理屈を読んでみて、結論は、「音楽は実践がいちばん」と言うことで、結局何のために・・・・・?


投稿: 樅の木 | 2007年1月 3日 (水) 15時21分

ろこちゃんさん♪

明けましておめでとうございます!是非今年もよろしくお願い致します♪

元旦限定のテンプレートははっきり言って駄作でした^^; ウインドウズに付いてくるサンプル写真の赤いやつを使ったのです♪

日本でも年越しの瞬間に花火やるようになってきたんですね。ヨーロッパでは、24時をまわるとその辺の教会が一斉に鐘を鳴らしてましたが、それもなかなかアトラクティブな感じでした。そうですね、ちょっと除夜の鐘を思い出したりして。

「たこや木」、あったらいいでしょ?(^m^)

投稿: 樅の木 | 2007年1月 3日 (水) 15時25分

ブリューゲルやボス、好きなんですぅ。たこや木、いいですね。

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。

投稿: なすび | 2007年1月 4日 (木) 07時16分

なすびさん♪

あ、なすびさんもブリューゲルお好きですか。それと、ボスも?缶コーヒー、じゃないよね^^そう言えばボスもゼミでよく出てきましたよ。

はい、今年もどうぞよろしくお願い致します♪

投稿: 樅の木 | 2007年1月 4日 (木) 11時42分

★樅さま

の、乗り遅れました~ 今は再び「遊び用PC」で書いておりまする。テンプレートの絵、素敵ですね。雪が降った翌朝、日が照るととたんにぱぁっと明るくなりますよね。あの感じがあふれてて美しい♪

あぁ、私も行きたい、怠け者の楽園。それにしても、画の人物はみなさん見事なお腹をしていますね。このBierbauch からして、「楽園」を見事に表現しています。食っちゃ寝、食っちゃ寝。

こういふところにわたしは行きたい。

投稿: ありちゅん | 2007年1月 4日 (木) 21時29分

ありちゅんさん♪

ブワ~してもダメでした?(謎)

この景色いいですね。ぼーっと見てると写真みたいに見えたりして。雪が音を吸収してすごく静かになるあの感じが思い浮かびますなぁ・・・・・

投稿: 樅の木 | 2007年1月 4日 (木) 21時53分

ブリューゲルの「怠け者の楽園」の豚と同じような豚、ナイフで今刺されようとしているのとか・・どこかで見たような気がしていました。今日ふっと思い出しました。「ネーデルランドの諺」という絵ですね。ヒトコマ、ヒトコマ風刺が効いていておかしい絵。この場面の諺は何なのだろう?と考えたり・・。名前忘れたけど収穫を描いた絵で木の根元で怠け者と同じように寝転んでる人もいたような・・。でもあの絵の人はきっと働いたあとで休息している人なんだろうけれど。ブリューゲルの絵私も結構好きです。「雪中の狩人」なんかステキ!でも人物のたくさん描かれているのがブリューゲルらしくて好きです。時には200人以上の人が描かれてたりしますよね。ちょっと漫画チックだけどすごく丁寧に描かれていて。「子供の遊戯」とか子供じゃないような人もいっぱい遊んでいて・・(^m^)「叛逆の天使」とかも実物見てみたいです。何か天使も天使って感じではなく周りにいる動物?たちの表情も緊迫感というかこわそうで。東京では昨年、これから長崎そのあと大阪で開催されるベルギー王立美術館展では「イカロスの墜落」が目玉のようですね♪

投稿: ろこちゃん | 2007年1月 6日 (土) 18時05分

ろこちゃんさん♪

もしかして、リンク先でブリューゲルの他の画、ご覧になりましたか?
人間を沢山書くのは、人間が好きなんでしょうね。これは、Spitzwegの画についても感じることです。

そう言えば、昔のブログにはマイフォトというページがあって、そこにSpitzwegを何枚か紹介していたんでした。忘れてた(^^;)復活させなければ♪

投稿: 樅の木 | 2007年1月 6日 (土) 20時09分

美術館に行くのが結構好きなんです。そんな時本とか画集とか買い込んでくるのも好きでした。今は整理に困り果ててあまり買わないよう自制してますが(^m^)ずいぶん前にブリューゲルの絵の掲載されている本も買ってあって(整理されてないから忘れられていて・・)記憶をたどって探して日の目をみました。(どんな広い家なん?)今はネットで見るという手がありましたね。早速見てみました。ぜひマイフォト復活させてください。楽しみにしてます♪

投稿: ろこちゃん | 2007年1月 7日 (日) 12時10分

ろこちゃんさん♪

遠い昔、学生時代に、大阪だったか奈良だったかで、ルーマニア国立美術館展があり、見に行ったことがありました。「森番の娘」という画が人気No.1でした。いわさきちひろさんの作品のような画でした。作者が誰だったか、まるっきり覚えていません。当時のガールフレンドと一緒に行ってまして、わたしは画よりも彼女の方に気を取られておりましたね(遠い目)。

ドイツでは、機会があれば見に行きました。カンジンスキーとか、シュピッツヴェークの本物も見ましたよ♪

投稿: 樅の木 | 2007年1月 7日 (日) 15時35分

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