« 【Scharfes Essen】 辛い食べ物 | トップページ | 【Männerchor】 男声合唱(団) »

2008年3月23日 (日)

【Erdkunde】 地理

Erdkunde (エアトクンデ) ():地理 …… Kunde は男性だったら「顧客」という意味になる。女性だと、「通知」とか「学問」という程の意味になる。接尾語にして「~~学」という言葉を作る。Volkskunde(民俗学)、Heimatkunde(郷土史)など。Scherzkunde(おちゃらけ学)など、単語としては存在していないが、専攻している人は多数いると思われる。

***************

 先日新聞で、宮崎県がどこにあるかわからない高校生、大学生が多数いることが報道された。日本地理学会地理教育専門委員会が実施した、高校生と大学生を対象にした地理的認識調査の結果駄そうだが、高校生の場合、出題の中で最も知らなかったのが宮崎で、正答率が43%、あと、愛媛50%、島根52%と続く。知事が奮闘しているにもかかわらず、その場所を知らないと言う「若い者ン」が多いのだそうだ。テレビのクイズ番組などでも、国や県がどこにあるかわからないと言う回答者が多い。これは「わざと? やらせ?」とか思っていたのだが、そうでもないらしい。

 この結果、わたしには信じられない結果であった。せめて、日本の都道府県の所在地と都道府県庁所在地ぐらいは、覚えていても損はないと思うのだが。

 わたしは、地理の成績が特別良かったわけではないが、地図が大好きだったので、どこに何があるかについては結構ウルサイ方である。小学生の頃は、天気が悪くて校庭で遊べないときなど、教室で社会科の地図帳を引っ張り出して「探しっこ」をしたものだ。誰かが「○○はどこにある?」と出題して、いちばん先に見つけたのが次の出題をするのだ。出題をしたくて、皆頑張ったのを想い出す。ページの折り目の辺りにある小さく書かれた地名などは、皆なかなか見つけられなくて出題者がほくそ笑む。地名の読み方がわからなかったりすると、先生に聞きに行ったり、駅があるのであれば「国鉄」の時刻表を出してきて、駅名のひらがな表記で読み方を調べたり、知的好奇心を刺激する良い遊びだったと思う。

 そう、時刻表というものも地理的知識を高めるのに役立っているはずだ。難しい読み方の地名は大抵時刻表で覚えた。わたしは茨城県にある「大甕」という駅名を読める小学生であった(可愛くない)。「鉄」の皆さんからすると、今回の宮崎県の場所を知らない高校生、大学生が多いと言うニュースはやはり驚きだったのではないだろうか。わたしなどは、地図を見たり時刻表を見たりするだけで、想像力が広がって行き部屋にいながらの旅をいつでも楽しむことができたのだが、近頃の若者は地図や時刻表を見ても、ただの「つまらない本」でしかないのだろうか? 「絵に描いて貰わんと何もわからへんのか、読む気も起きひんのか?」と愚痴のひとつでも言ってみようかと思ったりする。日本から発信される文化としてのアニメは、良質なものも沢山あるが、小説などを読んで文字情報からイメージを羽ばたかせると言うことができなくなっているのではないかな? と心配になることもある。翻訳などの仕事をしていると、文字情報オンリーからさまざまな状況を思い浮かべることができなければ仕事にならないことが多い。そういう能力を磨いていないと、「誤訳」したりもするのだ。

 地図などは、そんなに堅苦しい「文字情報」ではない。その気になって「眺めて」いればそれだけでも十分面白いのに、と思う。画像に依存しすぎの現代人、せめて地図から「イメージを広げる」と言う営みをしても良いのではないだろうか? 


|

« 【Scharfes Essen】 辛い食べ物 | トップページ | 【Männerchor】 男声合唱(団) »

エッセイ」カテゴリの記事

コメント

地図も地理も、こどものころはあまり興味ありませんでした~。地球儀見てもポカーン。世界史なんて選択外!でも世界を旅行するようになってからはガゼン覚えるようになりました!ヨーロッパの都市を結ぶ鉄道、道路事情、町の地図を頭にたたきこんで歩くほうが、効率的だしおもしろかったです。時刻表読みも慣れるとおもしろい。いろいろ慣れてくると、土地に対してあたりがつくようになるし・・・。現代っ子の感覚はどうなんでしょうね?遊び感覚でイメージをふくらませる機会は、たしかに少なさそう。あと、バスツアーのパック旅行じゃ始まりませんけど、今は海外留学している子もたくさんいるはずですが、どうかな~?

投稿: あむ | 2008年3月26日 (水) 15時11分

あむさん♪

ドイツにいた頃は、ADACのアトラスが「愛読書」でした。あれはなかなか詳しいです。これさえあればどこにでも行ける、っていう強い味方でした。
それに住所表記がシンプルですから、本当にその気になれば、地図ひとつ持って初めての人の家の玄関まで辿り着けるんですよね♪
海外に出ると、地理にも興味が出るでしょうし、ある意味必須科目のようなところがありますから、嫌でも身に付くみたいな部分もありますね。留学生さん達は、きっと地理の方も大丈夫でしょう。でも、宮崎県の場所はわからないままかも知れない orz

投稿: 樅の木 | 2008年3月26日 (水) 22時08分

イメージ的には宮崎の位置は皆知ってそうにも思えるので意外ですね。

自分も地図帳見るの好きで、地図から気候区分などに興味が飛んだりして、そこいらの人よか詳しいくらいになりました。
気候風土で見る世界の状況も面白くて、なるほどななんて思いながら見てます。
例えば、この日本って国は、面積こそドイツよか少し大きいくらいですが、
気候のバラエティーさは本当に凄まじいんです。
冬に氷が張る海から亜熱帯の珊瑚の海までパスポート無しで見れる国は日本以外ではアメリカと中国だけです。
日本以外の二つは大国ですから、日本のこの国土面積でこれ程の自然層は見事だなと(笑)

ちなみにこの冬一番寒い時期の日本国の北から南までの気温差は何と60℃でした。
これもおびただしいですよね。

自分は数年前から世界各国の地図帳を集めてもいます。現地に行く人に頼んでですが(笑)
この中でもの凄く詳しく様々な情報が書かれていたのは西ヨーロッパや北米のなんですが、
意外とトルコの地図は見事でした。民族分布図や言語分布図などもこだわりがあり、徹底的に色分けしてるんですよ。
中央アジアやモンゴルやシベリア諸民族、中国東北部の民族、韓国、日本は親戚みたいな感じで、身近な民族として色分けされてるんですよ。
中国の漢族と東南アジアはかなり遠いみたいな事書いてありますw
しかも気候などの事もめちゃめちゃ詳しく書かれてます。日本の流氷域とか正確でした。
イギリスやドイツ、カナダのも詳しいですけど、トルコのはユーラシア大陸へのこだわり満載で見応えじゅうぶんでしたね(笑)

今後も世界の世界地図帳集め続けてみたいです。

自分が地図好きになったのはやはり鉄からです(笑)
想像を膨らませるって大事な事ですよね。
「ここの路線どんな風景の中走るんだろ?」みたく(笑)
あと時刻表の駅名に興味をそそられる事もしばしばありました。

樅の木さんの日記はとても貴重な事が書かれているように思い、改めてさすがだなと思いました。

投稿: 李コムタン飛魚 | 2008年3月29日 (土) 01時22分

李コムタン飛魚さん♪

どうも、コメントありがとうございます♪
昨日は一日出かけておりましてお返事も出来ず失礼しました。

トルコの地図なんて、ヲタクなものをお持ちですね (^^) 
日本とドイツは、面積では同じぐらいですけど、風土は可成り違いますね。だいたい、人の住める平野部分の広さが段違いですから、そこからいろんな違いが生まれますね。
水が良いのは日本ならではで、ドイツの水は、まあノルデナウの水みたいなものもありますが、通常は買って飲むものでした。日本も最近は飲料水を買う傾向にありますが、水道の水も十分飲用に耐える、と思うのは、わたしが淀川の水飲んで育ったからか…?

投稿: 樅の木 | 2008年3月30日 (日) 11時32分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【Erdkunde】 地理:

« 【Scharfes Essen】 辛い食べ物 | トップページ | 【Männerchor】 男声合唱(団) »