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2010年12月29日 (水)

【BMW】

BMW(ベーエムヴェー)(固有名詞、略語):Bayerische Motorwerke AG の略。またはその製品(自動車)。訳すなら、「バイエルン発動機株式会社」???

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 これは言わずと知れたドイツの名車である。ドイツの車であるからドイツ語読みが正しいと思う。自動車ファンの間では、「ベンベ」などと間の抜けた呼び方をされていた。今の日本での平均的な呼び方は英語読みのビーエムダブリューでこれですでに略語であるのに、さらに略してビーエムと言われたりもしている。しかし、単にBMとなればBaumarktだってBMだし、「馬鹿なマドモワゼル」だってBMではないか。略しすぎだ。ベーエムヴェーと呼べ、ベーエムヴェーと。さもなければ「バイハツ」だ。

 ドイツ滞在中、わたしもBMWに乗っていた時期があった。

 ボンビーであったわたしは、中古車しか買うことができなかったが、知り合いの自動車親方が安いのを回してくれた。多分利益なんかほとんど取らなかったのではないかと思う。

 最初に買ったのはOpelAsconaと言う車だった。落ち着いた緑色の車体が好ましかった。20年ほど昔の話であり、その時点で車が築10年以上だったので、30年以上前のテクノロジーの車だった。涼しいドイツのこと、エアコンなど付いていなかった。知り合いの自動車親方が1300マルクで売ってくれた。当時のレートで10万円ぐらいだったろうか。「120km/h以上で3分以上走るな」と言われたが、なかなか調子は良かった。

 Asconaが老衰で走れなくなったので、次のを親方に探して貰った。そして嫁いできたのがAudi 80 だった。値段は同じく1300マルク。今度は紺色の車体。「130km/h3分以上走るな」と言われた。普通、Audiと言ったら車のフロントにあの有名な四つ輪違いの紋所が付いているのだが、わたしのはそれが付いていなかった。確か、取れていたのではなく初めから付いていないモデル。それほど昔の話であった。当時の新しいAudiには四つ輪違いが付いていたので、悔しくて、アクセサリー屋で少し小さめの四つ輪違い(フロントではなくリヤに付いているサイズの)を買ってきて、強力接着剤でフロントに接着して走っていた。このAudiは心臓病で倒れた。

 その次に来たのがBMW318だった。これは、当時入っていた合唱団で同じパートにいたフォードのディーラーの大将がわたしのために3800マルクで仕入れたのを3500マルクで売ってくれた。彼は算数が苦手だった(嘘)。

 赤いBMWだった。BMWと言えば青白の市松模様とフロントの鼻の穴である。鼻の穴とは何のことかと思う人も居るかも知れないが、写真など見れば一目瞭然。車のフロント、ラジエタグリルのど真ん中に∞のマークを横から押し縮めて四角くしたようなのが付いている。これが鼻の穴にしか見えないのだ。これはBMWのNieren(腎臓)と呼ばれる。ネットで調べたら、日本ではどうやら「キドニーグリル」と呼ばれているらしい。しかし、やはりわたしは鼻の穴に一票。まあ、ラジエタグリルであるから、そこから息を吸い込むのは事実だ。

 当時、BMWの新しいものはヘッドライトが左右に2個ずつ付いていた。わたしの買ったモデルはまだヘッドライトが1つずつのものだった。当時はそれが少し恥ずかしかったのだが、実際の所四つ目玉のBMWよりも二つ目玉のBMWの方が男前だったと思う。それまでのAsconaAudi 80の倍以上の費用を掛けただけあって、実によく走ってくれた。公用私用を問わず、これに乗っていろんな所に行ったものだ。色が赤かったので赤兎馬と呼んでいた。赤兎馬とは三国志で関羽が乗っていた馬として有名だ。

 この赤兎馬が結局わたしがドイツで私有した最後の車になった。仕事では公用車が使えるようになった。車種は同じくBMW318eで色は黒。しかも最新モデルだった(リース)。走りも装備もわたしの赤兎馬とは雲泥の差だったが(何しろエアコン付き)、記憶に残っているのは赤兎馬の方だ。それにこの新型、鼻の穴がだだっ広くてブサイクだったのだ。この公用車が来たので、赤兎馬は私用だけで使うようになった。以前、この車について余所で書いたら、ミニカーの画像のリンクを教えて貰ったことがあった(飛魚さん、その節はどうも^^)。もう路上を走る姿は見られないであろう、二つ目玉のBMW。ビーエムなどと呼ばないで欲しい。

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2010年12月20日 (月)

【KKFW】

KKFW(カー・カー・エフ・ヴェー)(略語):Kernkraftwerk(原発)とはなんの関係もない。ましてやKernkraftfeuerwerk(原子力花火)でもない。Dudenを引いてもおそらく載っていない。況んや広辞苑においてをや。これは、Kopf kühl, Füße warmの略で、「頭寒足熱」のことである。

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毎年この時期になると、KKFWについて対策を考えるのである。しかしこれについては未だに結論が出せないでいる。

自宅で仕事をする身であるので、理論的には就労環境については100%自由がきく。しかし、四季はフリーランサーの思惑を100%無視して巡って行く。頭付近の気温が上がると、翻訳物の品質、生産性などに大きく影響するので問題は結構深刻だ。

単に足下を暖めれば良いと言うわけにはいかない。阿呆と暖かい空気は高いところへ昇る。足下を暖めてくれたらそれで後は用はないのに、連中はそのあと上に昇ってきて頭まで暖めてくれるのだ。足下をピンポイントで暖めると、頭もピンポイントで暖まる。足下をピンポイントで暖めて頭の辺りに扇風機の風を送るのはどうか。電気代が倍かかるし、ひょっとしたら風邪を引くかも知れないので不可。部屋全体を暖めて頭に氷枕を当てるのはどうか。部屋全体を暖めた場合、大抵足下は涼しい。何度も言うが阿呆と暖かい空気は高いところへ昇る。そこへ持ってきてわざわざ頭を冷やすのは暖房の無駄であると思う。

結局、自前の熱を使用することになる。今年も毛布巻きになって、椅子の上で胡座をかいて働くことになりそうだ。自前の熱はいちばん具合の良い暖房だと思うが、席を立つ度にリセットされてしまうのが悔しい。

今月初頭の誕生日に、妻がくれたものの中に靴下があった。よく、冷え性の奥さんが家で履いているような、滑り止め付きのもこもこのアレである。婦人物ではないかと思うのだが、足は小さい方なので使用に耐える。なかなかに暖かい。北海道生まれの妻は、Hokkaider(in)のスタンダードで、室内はがんがんに暖めて半袖のTシャツでアイスクリームを食べるのが理想らしいが、冷え切った部屋で毛布にくるまりながら仕事をする夫を見て「見るだけで風邪を引く」ような気分になっているのだろう。しかしこの方がおそらくPCにも良いはずだし、地球温暖化防止にも微力ながら貢献している。今年の冬は、暖靴下と毛布、いよいよとなれば足裏用使い捨て懐炉で乗り切ることになるもようだ。

そう言えば、ドイツ人も足が冷えるのを嫌う。ドイツに居た頃、知人が手製のパントッフェルン(Pantoffeln)をくれたことがある。カートッフェルンもよく頂いたが、これは食べ物である。パントッフェルンは、辞書では「スリッパ、室内履き」と書かれているが、わたしの周囲でパントッフェルンと言えば、長靴の形に成形された少しごついものだった。でもソールは入っていないので靴と言うよりは靴下だった。人によってはしっかりとしたソールを入れて使う場合もあるだろうか。洗うことを考えれば、ソールはない方が良いかも知れない。

ところで、今年の3月以来休んでいたこのブログを、また開始することにした。クリスマスが近づいてきたので、樅の木が目をさましたと言うわけではないのだが…… 更新頻度は文藝春秋並みになると思われるが、内容が文藝春秋並みになることは永遠にないだろう。

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